要請と命令
またまた緊急事態宣言が延長されました。今度は今月末までだそうです。これもまた不確かです。この状況に、周囲の皆さまはとても心配して下さいますが、私的には想定の範囲内というよりはむしろ予想通りです。休業要請って大変でしょ?要請に反して営業したらどうなるの?などなど、気に掛けて下さる方々のご質問に対して簡潔にお答えします。
まず、都内の飲食店には現在酒類を売らないように「要請」が出ています。弊店の場合は酒類しか売っていないので「休業要請」ということになります。ではこの「要請」を無視して営業した場合はどうなる?罰則はあるの?
いいえ。この時点ではまだ何もありません。その代わりに次のステージが待っています。要請に従わなかった場合に出すことが出来るのが「命令」です。この「命令」に背いた場合に初めて罰則が生じる訳です。
これをサッカーに例えると「要請」に従わなければイエローカード、「命令」に従わなければレッドカードといった感じです。
でも、国は私たちに借金させてまで税金を払わせて、私たちはその借金を返済するために稼ごうと思っても店を開けるなと言われて、酒を売ったら罰金払えと詰め寄られて。ひと昔前の重税と禁酒法に縛られた悪政時代となんら変わらないんですよね。
私たち飲食業界の人たちは、現在こんな状況の中にいるのです。
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