« 魔里 | トップページ | 明るい話題 »

2021年2月 9日 (火)

老害と老人

森喜朗・東京五輪組織委員会会長の女性蔑視発言によって「老害」という言葉が横行している。これは彼ひとりに限らず、さきに問題化した麻生財務相、二階幹事長らの横柄さが少なからず影響しているものと思われる。

ここで誤解してはいけないのは、老人と老害との違いだ。老人とは(最近では)75歳以上の男女全般を称し、老害とはもういい加減に退いてほしいのに、いつまでも地位や名誉など第一線の立場に居座り続けている老人を称す。さらに、老人が孫をかわいがり静かに余生を楽しむといった温かいイメージなのに対して、老害は自説を曲げずに、怒りっぽく、自分の価値観を押し付けて、困ったときだけ老人を主張する、といった頑固一徹で厄介なイメージがある。この二つは全然違うのだ。

やはり急流勇退、老将は後進に道を譲ったほうが良い。55歳の私でさえ以前と比べて判断力の低下を思い知るシーンがあるというのに、その20年後、30年後は言わずもがなだろう。免許証の返納の問題も、まさしくこれと同じ理屈だ。

今回の老害騒動で最も迷惑しているのは、間違いなく日々穏やかに暮らしている老人たちだろう。

|

« 魔里 | トップページ | 明るい話題 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 魔里 | トップページ | 明るい話題 »