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2021年2月13日 (土)

問われるリーダーの言葉力

いま国内で、いや世界中で、リーダーの言葉力の重要性が大きく論じられている。中でも最も印象的なスピーチの1つに、ドイツのメルケル首相の「涙の演説」がある。あの身振り手振りの全身全霊をかけたスピーチは、大勢のドイツ国民の心を大きく揺れ動かした。

そういう点では、トランプ大統領も間違いなく自分の言葉を貫き通したリーダーの1人だろう。今度のバイデン大統領のスピーチ力も目を見張るものがある。そういえば歴代のアメリカ大統領を思い起こしてみると、皆さん例外なくスピーチの達人だ。さすが世界のリーダーたる所以は、その辺りにもあるのかもしれない。

その真逆を行くのが北朝鮮の金正恩総書記だ。彼のスピーチには、そのどこにも熱意や情熱は感じられない。終始目線が下を向いたままペーパーを読んでいるのだからそれも当然だろう。

さて、他国のことを批評している場合ではなかった。わが国のリーダーのスピーチ力はいかがだろうか?僕の記憶の中にある歴代の総理大臣の中で言えば、田中角栄と小泉純一郎のお二人のスピーチ力は他を圧倒している。だからなのだろうか、この2人の時代には国内に大いなる活気があったような気がする。

それに引き換え現在の菅義偉首相はいかがだろうか。周知のことだから、彼についてはこれ以上は書かないでおこう。そこでもう1人、このたび五輪委員会の会長職を辞任した森喜朗氏。彼は失言の多いことでも有名だったが、裏を返せばそれだけ自分の言葉で話していたとも言える。世間からの批判を恐れて台本を棒読みするリーダーと、批判など恐れず自分の思ったことをそのまま口にして失言を重ねるリーダー。どちらが良いのか悪いのか、考えれば考えるほど分からなくなる。ただし、人の心を動かすのが後者であることは確かなようだ。

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